数学って社会にでて役にたつんですか?
左側通行の日本の車道で右側を走ったらどうなると思いますか?
車の免許を持っていない人でも簡単に想像がつくと思います。
一台でも右側で走る車があったら大混乱になることは間違いないでしょう。
社会では、ルールというものが決められており
それにそって、ものごとが動いています。
もしも・・
ルールを覚えていない人が社会にでたら・・
覚えたとしてもすぐに忘れてしまう人が社会にでたら・・
ルールを無視する人が社会にでたら・・
間違いなく、今のこの社会はうまくまわらなくなることでしょう。
「これは将来社会で役にたつんですか?」
数学を教えているとよくされる質問である。
数学は役にたつのか?
私のこたえは、「役にたつ」ではなく「できなくては社会にでれない」と思っている。
数学も算数もルールの上で成り立っている。
・たし算とかけ算が混じった計算ではかけ算を優先させてないといけない。
・円の一周の角度は360である。
・yをxの式であらわせと言われたら必ずy=の形にしてxをつかって表す。
・
・
これらのルールを守らなくては正解まではたどり着かない。
車は左側を走らなくては目的地まで安全にたどり着かないと同じことです。
ルールを覚えず、ルールを守らず、間違っても全く気にせず、
数学なんて将来なんにも役にたたないからという人もたまに見かけます。
ルールを覚えて正しく使わない人が社会にでたら、社会がメチャクチャになってしまいます。
だから、そんな人は社会に出ることすらできないのです。それを忘れないで下さい。
学校のひとつの役割は、社会にでるための練習です。
算数、数学を通じて「ルールを覚えてルール通りに実行していく」という訓練をしていただければと思います。
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