新小5 算数 体験授業
本日は、新小5の体験授業を行いました。
単元は「和差算」。
早速ですが、例題を見てみましょう。
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大小2つの数があります。
その和は22、その差は8です。
2つの数は、それぞれいくつですか。
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中学受験ではよくみる問題ですが、中学受験を経験されていない方からみると、小学生がどうやって解くんだろう?と思うかもしれません。
中学生で習う「方程式」を使えば、何ら難しい問題ではありませんが、小学生は方程式を使わずに解いていきます。
ここでの解くポイントは「線分図」です。
文章⇒線分図にする⇒長さをそろえる⇒一方の数を求める⇒他方も求める
このような流れで解きます。
大事なのは、文章を絵や表や図にすることです。これができるかどうかで決まります。
計算はできるけど、文章題で苦戦している小中学生はたくさんいます。そのほとんどが、文章を読んだだけであきらめてしまっています。文章すら読まない子もいます。図や表にすることで、問題の簡略化ができ、自分がすべきことを整理して先に進むことができるはずなのに、それができずにいます。
できるようにするためには、繰り返し解いてパターン化することです。
かたちとして覚えて、文章題を「考えずに解く」ことが大切になります。
そして、たくさんの解法を覚えることで様々な文章題に対応していきます。
文章題が嫌いになる前に、小学校から意識して学習することが大切だと私は思っています。