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必要な教科


「ねぇ先生【音楽】ってさ勉強する意味あるの?」

小5の生徒から唐突な質問だった。

「おれ思うんだけど、音楽ってこれからの人生で使う事ってないじゃん」

「歌うのは好きだけど、音楽の勉強ってなんか嫌なんだよね~」

学校で何があったかはわからないけど、生徒の率直な訴えだった。

音楽は将来使う事がない事だから、将来必要な学問をしっかりやれば良いってことだよね。

では、○○君が一番〔必要な教科〕って何なの?

「う~ん、そうだなぁ・・・」

「・・・」

しばらく考えたあと

「やっぱり、社会と理科だなぁ、特に【理科】だと思う。」

「最近、学校で台風とか災害について勉強したけど、ためになった。」

「おれ・・川の近くに絶対家は買わないって決めたんだ!」

最近の災害と合わせて、学校で学んだようだった。

命に直結する学問を学ぶことは非常に大切だと思うこの生徒にとても感心した。

それでは、なぜ【音楽】を学んでいるのでしょうか?

学ぶ意味について考える生徒に、どう説明したらよいでしょうか?

もし、自分の子が、問いかけてきたら何と答えますか?

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