小4算数 「考える」
今日は小4算数の授業を紹介します。
学校でも、面積の授業に入っていますので下のような問題を出しました。
問題としてはとてもシンプルです。
大きさが異なる正方形が3つあり、それぞれの面積を足せば良いわけです。
よっかたらみなさんも解いてみてください。(下に解説と答えを書いておきます。)
どうですか?
解けましたか?
中学生以上の生徒であれば、1つの正方形の一辺を、文字とおいて方程式をつくれば答えまででると思います。
しかし、今回は4年生の算数です。方程式は使えません。
使えるのは、①正方形の4つの辺はすべて等しい、②正方形の面積は一辺×一辺。
この2つだけです。この2つの情報をうまく使い答えを出していきます。
【解答と解説】
右の図で、赤+青+黄 の長さは20㎝です。
赤と黄の一辺を移動させます。
この時、正方形の一辺なので長さは変わりません。
すると真ん中の正方形の3辺は
4㎝+20㎝(赤・青・黄)+6㎝=30㎝ になります。
これは真ん中の正方形の3辺分になるので、
一辺は 30㎝÷3=10㎝になります。
真ん中の正方形の一辺がわかればあとは簡単です。
左の正方形の一辺は
真ん中の正方形よりも4cm短いので
10cm-4cm=6cm
右の正方形の一辺は
真ん中の正方形よりも6cm短いので
10cm-6cm=4cm
面積はそれぞれ左から
6×6=36㎠
10×10=100㎠
4×4=16㎠
それらの和は
36+100+16= 152㎠ になります。
いかがでしたか?
できましたか?
けっこう難しいですよね。